2013年10月09日

3年もののマロン

今日は自宅で使っている郷原漆器のご紹介です。

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写真左側が3年ほど使っている郷原漆器の「マロン」。右は未使用のもの。

「マロン」という名前は郷原漆器の木地が栗の木からできていることと、ベージュ色で少し小ぶりの可愛らしさから名前を付けました。

使っているうちに、内側が少し濃い色に変化して艶が出てきました。拡大しますと、

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ちなみに未使用のものは、

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写真ではちょっと分かりづらいですが、漆器は使っていると小さな傷がムラなく入って、艶もどんどん増していきます。

やはり、黒や朱の色の漆器はそれがより美しく感じられます。

「漆が剥げる」というのは、何か鋭利なもので傷がつく場合ではないかと思います。

漆は表面だけではなく、まず木地自体に漆を吸わせるところから始まります。そして、下地作り、下塗り、上塗りへと進んでいきます。

表面に見える部分よりもずっと奥のほうまで漆が染み込んでいるのが大切なところだと思っています。

これを怠ると、使っているうちに表面の塗膜がぷくっと膨らんだり、剥がれてくることもあります。

また、上塗りしてから約半年ほど乾燥させておくことも大切だとお聞きしました。充分に水分がなくなった状態にしないと、熱いものを入れると変色することがあります。

塗り終わってからしばらく時間をかけ、充分に漆がしまってから使うと、その後の使用は問題ありません。

あとは、どんどん使うだけ。

漆器は口当たりが柔らかくて熱いものを入れても表には響かないので、お味噌汁、スープなどの汁物を入れるのに重宝します。

また、逆に冷たいものを入れても表面に水滴がつかないので、アイスクリームや冷たいデザートを盛り付けるのにも向いています。

毎日使えるよい器です。

さて、「マロン」の写真の背景にちらっと写っていたお花。いただきもののリンドウです。

ストライプに青と白のコントラストが綺麗です。

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posted by SAKKAO at 11:31| 郷原漆器